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動脈管開存症(PDA)

動脈管開存症で(大動脈と肺動脈の間にある胎生期の血管が閉じない先天性心臓疾患) 4ヶ月齢 1.45㎏ のトイプードルの手術を先日しました。手術前は、左心不全を起こしていて、肺水腫もあり息が苦しそうでしたが、手術後まもなく楽になったようです。
先天性の疾患を治療する機会は、なかなかありません。  動脈管開存症の手術自体には、(カテーテル塞栓法でなければ)特別な道具は必要なく、血管の剥離を丁寧にできる獣医師ならば、比較的簡単にできる手術でして、うまくいけば治癒してしまう疾患です。
残念ながら、たいがい診断がついたと同時にペットショップへ返されてしまうというのが実情でして、そのため無料で行っている先生もいるようで、ほとんどボランティア状態です。
助けられる 先天性疾患の場合は 治療するべきなんでしょうが、誰が、治療費をはらうのか、治療後、誰が飼うのかということが問題になることも事実です。
価値観や立場の違いもあるでしょうし、 犬猫の治療に、まして欠陥商品(仔犬、仔猫は ペットショップ、ブリーダーにとっては生活の糧 以外の何物でもないでしょうから)にたいしては、と考える人もいるでしょう、なかなか 治療まで持っていけないというのが、もどかしというか、悲しいですね。世の中にとって無駄と考え、すべてを生きていくために最低限必要なこと、だけとなったらつまらん世界になってしまうでしょうね。
保険もカバーしていないし、いろいろと知識、技術を習得しても、あまり活用されない疾患のひとつですね、 今回はたまたま 自宅で 近親交配で生まれた犬でして、ですから手術まで できたということです。
心不全が 劇的に改善されています
妊娠中から 先天性疾患の可能性が示唆されていた犬です
生まれてきた命でしょうから やれて良かったんでしょうね
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手術前、左心不全から肺水腫がおきています

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手術後、1日たって左心耳はまだ大きいですが みごとに改善されています

先天性疾患 あなたならどうしますか?

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手術後、抜管時 痛々しい手術痕ですね

珍しい手術なので、後輩の獣医師を呼んで手伝わせたのですが何を聞き違えたのかPDAではなくTTA(十字靭帯断裂時の修復手術)の勉強をしてきまして、まったく手順を覚えておらず戦力外通告です。まったくもう
[ちっ(怒った顔)]
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