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脊髄軟化症 [犬 椎間板ヘルニア]

先日 ダックスを飼われている飼い主の方が、元気がなんとなくなく
少し、ふらついているとのことで来院され

やたら、椎間板ヘルニアではと 心配されており
まあ〜 違うのですが なぜ
そんなに 心配しているのかと伺ったところ

この親犬が、前肢が不全麻痺(フラフラ)で 後肢は ほぼ正常
食欲はあるが 元気はない
(ア)病院では、原因がわからない
(イ)病院では、頸部の椎間板ヘルニアによるものだろうと
ステロイドを注射?して  処方 
結果良好になるが、ステロイドの副作用があるのでと、量を下げると
また、同じ症状になり
これを、2か月繰り返すが いっこうに変化がないだけでなく
頸部も痛がり始め、熱も出て
触ることもできなくなったので、
評判が良いという
(ウ)病院へ、 
すると すでに「脊髄軟化症」が起きているので、1週間は持ちませんと
長く、ステロイドを使って 副作用が出ているので
ステロイドを1日5mgの1/2 (おそらく 0.5mg/kg 以下)を、処方

(ウ)病院の先生の言ったとうり 1週間で死亡

今までの動物病院では、診断できなかったのに、この先生の言うとうりに死亡したし
なんと、素晴らしい やはり評判どおりの先生でした。 チャンチャン ????????

おかしいでしょ!!!!!

冷静に、考えましょう
  「脊髄軟化症」?????????

「進行性脊髄軟化症」
 I型椎間板ヘルニアや脊髄骨折などの、強い衝撃による 重度の脊髄損傷に伴って起きる
脊髄実質の広範囲にわたる進行性壊死。(重度な脊髄梗塞が原因となる場合もある)

具体的には、交通事故や椎間板ヘルニアなどでも かなり重度の損傷が起きた時に
だんだんと、障害した場所から頭側、尾側へ麻痺が進行して死亡する病態です。(3〜4日長くても1週間)
延髄の呼吸中枢が麻痺して、呼吸ができなくなり(浅い呼吸を繰り返し、 瞬膜も突出してきます ) 死亡します。

実際のところ、この親犬はどうなって死亡したのかと聞いたところ、
眠るように意識がなくなったそうです。
?????????????????????

この親犬の、脊髄に何か強い衝撃(外傷)が、あったでしょう?(治療期間中にいきなり脊髄梗塞?)

初めの状態から考えても、2か月経過中も あったとは 考えられません。

だいたいにおいて、椎間板ヘルニアという初めの診断が正しいのでしょうか?

前肢が、不全麻痺で後肢は正常 こんなことが椎間板ヘルニアであるのでしょうか?

肢の麻痺があれば、全部 診断は椎間板ヘルニア なんですか?????

  挙句、 他院のステロイド処方のせいによる「脊髄軟化症」??????? 
   いい加減な、何ら根拠もない 診断をつけ他院のせいにして殺してしまう

   本当に恐ろしい ところですね この青森という地域は
      NHKドクターGを見た方が、いいと思いますね。

脳神経疾患は(もちろん他の病気もそうですが)
やみくもに検査しても、時間とお金がかかりますから、
しっかり稟告を聞いて
病気の症状の違いを、経過も含め 的確に判断し 病変部位を推定し
検査を進め、診断していくものです。

今回の症例は、慣れていれば すぐ わかるでしょう  
もちろん、画像診断も脊髄液のデーターもないので 推論ですが
 脳脊髄炎でしょう 初めは頸部は痛みがないみたいですから
脳炎だけだったのでしょうね
「肉芽腫性髄膜脳脊髄炎」は、免疫性の疾患だと言われていますから
ステロイドが、効いていたのでしょうが 副作用を懸念して 量を下げるので
症状が再燃し、慢性化していって(進行していって) 症状が激しくなっているにもかかわらず 
(ウ)病院では、免疫抑制量とは程遠い ステロイド量なので全く効果もなく、死亡した(脳幹へ病変が波及)というのが 結論でしょう。 (他にも、病気はありますが{脳腫瘍? ただ頸部の痛みが死ぬ前になって初めて出現、しかも触れないだけ激しく、発熱となれば [=炎症?] 違うように思えますが} ステロイドが多い時は効いていたという経過を考え、進行性で、転帰が急性ですし ダックスですし)

パグの壊死性脳炎とは、違い ステロイドに別の免疫抑制剤を組み合わせれば 以外とコントロール
できてますけどね。 かわいそうに

だいたい、椎間板ヘルニアにステロイドという考えがもうアカンでしょう
確かに、ステロイドは効いたように見えますが、別の副作用のない薬で充分ですから
真面な獣医師はもう、使ってないでしょう。

A剤は、副作用があります 効果的です。
B剤は、副作用がほとんどありません 効果的です。

どっちの薬にしますか、昔っから使って慣れているので
A剤を選びますが、こういった
獣医なんでしょうね。

他の病院の、悪口言って(何様のつもりもありませんが 私のは、批評のつもりです 
さすがに診療中に飼い主へ言ったりはしませんが )
自分の言った通りに、なったから 飼い主の信用を勝ち取った てか?

デタラメな経験を、いくら積んでも まともな診療は、できないということでしょうね。

開業してしまうと、誰も 批判してくれないし  年取ると、怒られることが少なくなりますし
(さらに、怒られることに耐えられなくなってきますね )

まして院長先生ですし。

CIMG7012 のコピー.jpg
"すいとん"(母犬)に怒られさらに、おもちゃを取られて悲しんでいる "との" です

症例検討をして、本当はどうだったのかと他人の批評を受け入れられないと
あさって方向へ、行ってしまっていても 全く 気にならなくなってしまうのでしょうね
( 絶対に自分が正しいと、思ったら 貫き通して それを証明するしかないですが
それは、こういった 世界では難しいと思いますがね )

うまく 治療できた、できなかったからと言って 診断が正しいとも間違っていたとも限らないものですから
真摯に、症例の検討を重ね 他の獣医師の考えも参考にしながら、経験を積んでゆくものですが

こいつら、孤独なのかね?

CIMG7019 のコピー.jpg
仲良くおやつをねだっています。

治療がうまくいってない時、診断を見直すということはしないですかね?
(あれじゃないか、この病気じゃないか、薬の量はこれでいいのか、別の薬のほうが良くないか、根本から見直したほうが良くないか なんて普通いろいろ考えるものですが)
普通の感覚というものが麻痺しているんでしょうね

まあ 根本はいい加減に診察してるってことでしょう 治そうとしているとは全く思えません[爆弾]

前肢の不全麻痺の1例ですが
14才のプードルで、ここ1週間で前肢の不全麻痺があり 左前肢が特に麻痺、意識は明朗、歩くと傾いて真っ直ぐ進めないということで来院
椎間板で使用している、神経系の薬を処方するも、効果が全くないので 
CT検査と脳脊髄液検査をしたところ

脳炎(肉芽腫性髄膜脳脊髄炎)ということが、判明しまして[がく~(落胆した顔)]

幸いにも、ステロイドと免疫抑制剤の併用で経過良好です。(ギリギリ治療が間に合ったというところでしょうか)[ひらめき]

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脳が歪んでますね。

CIMG7106 のコピー.jpg
 ぼくの頭はスカスカで、さらに右に傾いています でも元気です "との"


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脳室が大きいだけで、症状はありませんので 水頭症と言わないでね "すいとん"

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CIMG6990 のコピー.jpg

おもちゃ独り占めの"すいとん"
20年前くらいになりますか

5歳のポメラニアンが、頭を傾けている(ほんとにちょっと、どちら側かわ忘れましたが、可愛らしく
かしげている程度) という程度で来院されまして、身体検査をしたところ 常に斜頸しているだけで、痛みも、意識レベルも、歩様も全く問題なかったので 前庭系に何か軽度な、問題がある程度
だと思い。 ステロイドを処方したところ 1週間で良くなったので止めたら
今度は、前足の右左のどちらかだったは忘れましたが、少し運動失調で来院しまして ステロイドを処方すると、すぐ良くなり 止めると 今度は 反対側の後ろ足が運動失調 よくなったかと思えば 今度は最初の運動失調とは反対の足が、症状をだしてと 1ヶ月 すったもんだし、傾きも、ひどくなり、旋回も始まり、全くコントロールできなくなり 専門医とも相談し その当時 ようやくMRIが大学に入り始めた頃で(日大) 青森からわざわざ行ってもらい検査してもらったところ 脳炎で、あっちこっちにびまん性に小さい病変があるということがわかりました。*その当時、MRIが動物で始まったばかりということもあり、"脳炎であろう" という程度 しかわかりませんでした。*
ジステンパー抗体がべらぼうに高かったので、ジステンパーによる脳炎ではということで診断していました。(毎年、ワクチンはしていたのですけど)
処方といえば、アザチオプリンとステロイド 
だんだんと、いろんな症状を出し(教科書に載っているような典型的な症状です) 痙攣発作も起こるようになり 6ヶ月目で死亡しました。

今から、考えれば ステロイド、アザチオプリン程度で6ヶ月も 生存するのですから 始めの
可愛く傾いている程度で、強力に治療していればと考えてしまいます。

教科書に載っているような典型的な症状が、見られてから確定診断しても もうほとんど終わってるということでしょうね。 助かったら、まあ たまたま あるいは奇跡 幸運ということなんでしょう。

「あれが恐ろしい病気のサインだったのです。」なんて テレビ番組でよく見ますが、獣医の教科書って
典型的な症状ばかりで、そんな 些細な初期のサインなんて まあ〜 ほとんど書かれてませんから
教科書でしか、症例を知らないと 疑いもしない ということになってしまうのでしょう。

今の時代、知見もかなり豊富になってきましたから 自分が知らなければ 経験豊富な獣医師に(専門医など)相談し、症例が自分の診療の範疇を超えているかどうかだけを判断できるだけで 
だいぶ 助かる動物は増えると思いますが。

CIMG6791 のコピー.jpg
先天的に傾いています。親よりはるかにでかいですが チワワですよ

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