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青森市で犬のフィラリア予防が7月からで良いわけ [フィラリア]

犬のフィラリア症にたいする、予防の開始時期が青森市で、7月からで良いのか?

他では 5月、 6月からはじめているのに、本当にそれでいいのかと 言われることがあるので

資料を添付しておきます。

後は、飼い主さん本人の判断におまかせいたします。

別に、4月から始めたかったら、始めれば良いし個人のかってですので強要はいたしませんが、獣医師として科学的根拠と良心から、判断すれば、おのずと答えは明白だと考えます。

CIMG1169.JPG

上の、パンフはノバルスティが、飼い主向け用に作っているものです。

それによれば、犬の場合は感染してからL4になる2週間目に駆除すれば良いということを示しています。
したがって、青森市ですと5月中旬くらいから蚊がみられますから、外気による蚊のなかでの脱皮までの時期も考慮すれば、7月からで、問題ないということになるはずです。 蚊の中でフィラリアが脱皮するまでの気温も書かれていますから、それらも参照にしてください。
なお 猫の場合は、HARD という 別の問題がありますから、L3から持続的に駆除し続けたいので、血中濃度が持続する、レボリューションを青森市では6月からはじめてもらっています。

ついでに、フィラリア予防の前に必ずといって良いほどフィラリアの検査を血液のみで、おこなって大丈夫とお考えになっている方が多いと思いますが、はっきりいって穴だらけの検査といわざるをえません。
まず、検査キットによっては検出率60パーセント程度しかないものもありますし、成績の良いキットでも98パーセントくらいしか検出できません。 引っかかれば良いですが、引っからなくても フィラリア 陰性とは断定できないということになります。

 せっかく血液を抜くのですから年1回は最低でも、健康チェックを兼ねて 他の項目 特に最近は肥満、飽食ですから、中性脂肪を含めて生化学検査、胸部レントゲン、腹部超音波、もしくは尿検査など、ひととおりの検査を受けるべきでしょう。そうすれば、フィラリアに関してはもちろん、別の病気に関しても発見率が高くなるでしょう。

病気の早期発見が、病気の予防につながるということだと考えます。

フィラリア予防して、ワクチンしたから健康ですとは、いえませんでしょう。



フィラリア予防薬について気になる情報 [フィラリア]

フィラリアの予防薬について、気になる情報を入手いたしましたので報告します。

先日とその前の 講演会の時に講師から聞いた話なので、まだ日本での状況は確かめられてはいませんが、
イベルメクチン系のフィラリア予防薬は、アメリカでは効果がなくなっているようであるとのことです。

実際、イベルメクチン系の予防薬を通年投与している、犬のケースで手術になることがある。
ということで、フィラリア摘出用の フジが製作していた(現在 製造中止) フレキシブルアリゲーター鉗子がほしい、とのことで、当院に余っていた鉗子を、送りました。(テキサスA&M大学) 何回か使ったので、中古品ですが、かなりひっ迫した様子でほしいと話すので[もうやだ~(悲しい顔)]
それだけ、多いのでしよう。
日本では、予防がいきわたっているので手術までという症例は、診なくなりました。
たまに、あっても ふとどきものの飼い主の犬のケースでは、手術を拒否されます[がく~(落胆した顔)]
先日、の講師も同じようにイベルメクチン耐性のフィラリアが出現している 広がってきているようで、ヨーロッパにも拡大しているようだ と言っていました。
となると日本は??

とりあえず、当院では イベルメクチン系は 中止いたしました。

現在 ミルベマイシン系、アベルメクチン系のみ 使用しています。

ついでに、猫のフィラリア予防ですが、 犬と違い HARDという 喘息様の呼吸器症状を予防するという観点から
6月からレボリューションの使用を推奨しています。
フィラリアの寄生を予防するだけなら、犬と同じ7月からで良いのでしょうが、病態がちょっと違いますので、ミルベマイシン、モキシデックではなくレボリューションの6月からの投与を推奨しています。
詳しくは、動物病院でお聞きください。
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当院で使用している フィラリア予防薬