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失神

11才のラブラドールが 月曜日の夜に、突然倒れ、
知り合いが勤めている動物病院なので救急で診てもらったそうですが 
あまり すっきりした説明がなく、納得できないということで次の日 転院してきました。
(丁度 その頃 当院では椎間板ヘルニア グレード5 の手術中で 電話はあったのですが診察できませんでした)

倒れた時は意識が数分間なく、その後 元気がなく、フラフラしているとのことで
前の獣医では
可視粘膜が蒼白
聴診で、心雑音があり 
胸部、腹部レントゲンでは腹部の出血等は無い、心臓は歳なりの状態であり、それほど顕著な変化はないので、おそらく貧血で倒れたのでしょう とのことで 栄養剤と強心剤の注射をしたそうで
腹部に出血があれば、倒れることもあり 今は心臓はそれほどでもないが、結局は心臓で死ぬことになるだろうとのことでした。


まずは、身体検査から初めまして、栄養状態良好
可視粘膜は、今は正常 心雑音はありません ただ心音が聞こえにくく、リズムがバラバラで早い
つまり、不整脈がはっきりと聞き取れます。

血液検査を始めながら、モニター心電図をつけたところ心室性頻脈の状態です。

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心室性不整脈が連発しており、かなりまずい状態です

血液は、白血球が少し高い程度、CKとASTが少し高いくらいで貧血はありません。(貧血で倒れてるって、どうゆう意味ですかね? 人が朝礼とかで倒れるのと一緒と思っているんですかね 訳が分からん)
胸部レントゲンで、心臓は歳なりの変化ではなく(歳なりの変化っていうのが、どういうものなのか私には分かりませんが............)
あきらかに球状になっています。

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歳なりの変化????? あきらかに、まん丸ですよね
(チワワのレントゲンじゃないですからね 30kgのラブラドールですからね)

まあ ここまでくれば だいたい、普通の獣医師ならどういった状況か 推察できます。
超音波で確かめますとやっぱり心膜液貯留ですね

良く調べますと、右心房のあたりに腫瘍らしきマスがあり 心膜穿刺をして吸引しますと、案の定 血様です。

残念ながらおそらく、心臓の血管肉腫でしょう

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上の黒いところに液体が貯まっているのが分かります 心臓の収縮がうまくできなくなっています

救急は、短時間で適切な処置をしなければ、ならず その獣医師の経験にうらずけられた診断能力と治療技術が試される場ですが、ここまで幼稚だとね〜

いろいろ言っとけば、当たらずとも遠からずで、それで問題ないと思ってるんですかね

ぜんぜん、救急処置になっていないんですけど

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150mlの血様の貯留液が吸引されました みるみる心臓の動きが良くなるのが超音波で確認できました

まるっきり でたらめのあんぽんたんですね

仔犬のしつけ教室で、犬ってどうゆう生き物か 自分も一緒に習ったらいいんでないかい

トップがこれじゃ、恐ろしくも勤務医を含めてスタッフの経験も知識もでたらめになっちゃうんでしようね

しかし、心臓を圧迫され、不整脈をだしながら良く生きていたものですね

犬は強いね〜

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しつけ中です。 まったく覚えません 1kg超えました。



お気に入りのおもちゃのようです 振り回していじめてますが

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猫のてんかん?

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左へいつも傾斜しています

8月のお盆に 拾ったメスの仔猫で 左頭部が膨れ (そのころから、左へ頭部を傾けていたとのこと)
近くの動物病院を受診し、ゲンタマイシン軟膏と消毒をしてもらい

その後 猫ワクチンを接種

10月にはいると、以前の場所が膿み 同じ動物病院を受診し 内服薬がでるが
一週間後には 眼球が震盪し まともに歩けなくなったのでふたたび受診すると
1泊 入院して 酸素室 点滴 浸透圧利尿をしてもらい退院してくるも

11月にまた同じところが、膿んで受診 細菌を顕微鏡で院内で検査し(培養検査はなし)
抗生物質を処方され
11月中旬には 再び 左へ旋回し、体を硬直させるようになり 入院し以前と同様の治療を繰り返す

てんかんと診断され
抗痙攣剤のゾニサミド、 ジアゼパムを処方される

12月中旬には 落ち着き無く走り回り 再び 同じところが膿んで 注射器で排膿し 
抗生物質を処方される
一週間後に 左耳をかくので 耳掃除を受け 左の下顎リンパ節が腫れていたので抗生物質を一週間処方される

1月にはいると 大声でなき 体の硬直と左旋回がひどくなってきて 1週間おきに入退院を繰り返すようになり その間 浸透圧利尿 抗痙攣薬 抗生物質投与を受けるが 改善がないのでとのことで転院してきた症例です


左へ旋回といいますか すでに傾いており、ひっくり返そうとするとさらに悪化します

痙攣発作と飼い主がいうので、どんなものかとよくよく聞きますと、意識はあるが体をこわばらせてしまい動けなくなるとのことで、ちょっと痙攣発作とは違うのかなという印象ですが、

なにせ 猫のてんかんと診断されて 抗痙攣薬をのんでますし(おそろしや、ジアゼパムが経口投与で繰り返されていました)
:猫では経口投与を繰り返すと、壊死性肝炎がおこることが知られており 獣医師は誰も長期では使いたがりません:

なかなかに、長期にわたって精力的に治療を受けていますから 説明に難渋しますわ

まずは、猫がてんかんの場合は ほとんどが原因のある症候性てんかんであり、
特発性てんかんはめずらしく 他の疾患が否定され、典型的な症状があるときは 
特発性てんかんの 可能性があるでしょう

特発性てんかんでは 発作と発作の間は神経学的異常が見られません

今回は、すでに左へ傾斜し まっすぐ歩けないし ひっくり返そうとすると特に平行感覚に異常が認められており (前の獣医によれば ひっくり返すとこうなるのは、この猫の性格だそうで????) 中枢性あるいは末梢性前庭系疾患の可能性があるのでは

痙攣発作と飼い主と前の獣医がそう思っているのは、体が強直するだけで意識も正常であることから 発作(エピソード)のひとつかもしれないが、別の原因(痛み、めまい 等)の可能性もあるのでは

ついでに
左の頭部が慢性感染を起こし、左耳に外耳炎があったこと、下顎リンパ節の腫脹
つまり感染が収束していない可能性があること

などなどから 特発性てんかんじゃなくて おそらく 細菌性の中耳炎から内耳炎への波及 もしくは耳性頭蓋内感染(可能性は 低いですが)ではないでしょうか

もちろん いろいろ ウィルス感染ですとか、代謝性疾患ですとか、先天性の可能性もあるので詳しく調べなければなりませんが、 特発性てんかんではないと思いますと説明しまして

いろいろと検査したところ、 中耳炎から内耳炎への波及、 痙攣発作ではなく、内耳炎による痛みあるいはめまい 等による硬直のようです(部分発作の可能性も......????  頭蓋内 感染?)

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左の中耳炎のようですね

まあなんとか 治療方針がたちまして 治療開始ですが 経過が長いですから 
手術も必要かも知れませんね

しかし、今回の場合 FIPが関与していないかどうかは難しいとして、
CTが確定診断には、有用かもしれませんが 別に ある程度 年齢と身体検査から
普通の獣医師なら診断の方向性は、簡単につくでしょうね

ジアゼパムを猫に、長期間 使うは、
痙攣発作の治療と
称して何度も入院させているわりには(意識のある 痙攣重責状態??? ) まったく正しい診断に近づかないし

自分が診断できない神経症状だと、特発性疾患って(特発性てんかん) えらい広い範疇で、診断が簡単だのう (治療がうまくいかなければ、普通の獣医師なら診断、治療を再考しますがね)


以前の感染、外傷、中毒が人の特発性てんかんの三大原因ではといわれており、そうなるとうまく治療できないと、特発性てんかんで診断が正しいことになってしまうんでしょうね

動物の声、飼い主の話を良く聞いて 検査機器を駆使して 奮闘ね  何に???


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つかれちゃうね ねます  名前はすいとんです 水頭症もちなので



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