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健康診断 [腫瘍]

  年に1回は健康診断を、受けましょう。

と 職場でも健康診断は義務づけられています。が

なかなか
病院へは、健康なうちはいかないもので(心臓の病気になってからは、毎月 行ってますが)、
行ったからといって、本当に あの程度の簡単な 検査で見つかるものかと疑うのも
良くないのでしょうね。

犬猫の春の健康診断 キャンペーンと称して 検査会社からは 血液検査の格安 セット料金が
販売になり (秋も同じのが 秋の健康診断 のコピー.jpg ) 良いことで ただ 血液検査だけで安心してしまうのはどうかと思います。

今回 臨床症状もなく、いたって元気な7才のフレンチに健康診断で 胸部レントゲンを撮ったら 
偶然 腫瘍が見つかりました。

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レントゲンでは、前胸部だけのように見えましたが CT検査をすると まあ〜 でっかいこと
良くこれで、元気なのが 不思議ですが 

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胸の中の腫瘍では こういったことは普通で
症状がある方が 珍しく 症状が出た時には、かなり進行 (ほとんど 末期) しています。

胸腺腫かと、思い 切除したところ 骨膜性骨肉腫 でした。
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(あんまり良くないのでしょうが、でかすぎたので 分割して切除しました)

肋骨の内面から発生したもののようで、確かに 手術の時 一部肋骨に強固に癒着しており、
肋骨ごと削り採ったところが 腫瘍の発生 部位だったのでしょうね。

その後、経過は今の所 順調で 良かったですが

健康診断を受けていなかったら、全く気がつかなかったということで、やっぱり 無症状(潜行性)な
病気は、存在しますし  病気の初期には ほとんど 症状はないでしょうから (気づかない)

健康診断 重要だということでしょうね
(血液検査 尿検査 レントゲン検査 超音波検査)
最低でもこのくらいは、毎年 受けておくことが 健康への保険と思いますが
血液検査だけだと、今回は 確実に見落としているでしょうし( 血液検査は正常値でした )

正常だという結果が出た時 無駄と思うか 良かった思うか 人 それぞれでしょうが

検査する方としては 結構 健康診断は かなり プレッシャーを感じますけどね 
(なんてったって、症状がないものですから 見落としたら と ヒヤヒヤですが)

テレビで、50人 がんの名医 なんちゃらという番組で 健康診断をメインの医者はイケテナイ
やる気なしの医者が多いと思うと言っていた先生がおられ 現場で実際に診療にあたっている
臨床医が検査結果を判断しなければ、意味ないと

確かになと、思いますね

症状がないわけですから、病気を実際に知らない(経験が不足している) 医者(獣医)が         異常を見落としても しばらく(へたすりゃ 何年も。。。。)は普通に生活していくし、
検診後に病気になることも、実際あるでしょうし (レベルの低さをごまかしやすいわな )

ある程度、結果を残している 病院で健康診断は受けた方が良さそうですね
(人も動物も)

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猿年なので、着せてみました。
毎年、健康診断は受けさせてます
なんたって、全員 胆嚢が泥だらけで
利胆剤が 欠かせません
胆嚢粘液嚢腫の手術は(胆嚢摘出) なるべく 避けたいので
毎月 超音波検査も受けさせてます。
まあ? いろいろ 食べさせてるのも良くないのでしょうが わかっちゃいるけど
見つめられると、ね〜〜〜
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脊髄軟化症 [犬 椎間板ヘルニア]

先日 ダックスを飼われている飼い主の方が、元気がなんとなくなく
少し、ふらついているとのことで来院され

やたら、椎間板ヘルニアではと 心配されており
まあ〜 違うのですが なぜ
そんなに 心配しているのかと伺ったところ

この親犬が、前肢が不全麻痺(フラフラ)で 後肢は ほぼ正常
食欲はあるが 元気はない
(ア)病院では、原因がわからない
(イ)病院では、頸部の椎間板ヘルニアによるものだろうと
ステロイドを注射?して  処方 
結果良好になるが、ステロイドの副作用があるのでと、量を下げると
また、同じ症状になり
これを、2か月繰り返すが いっこうに変化がないだけでなく
頸部も痛がり始め、熱も出て
触ることもできなくなったので、
評判が良いという
(ウ)病院へ、 
すると すでに「脊髄軟化症」が起きているので、1週間は持ちませんと
長く、ステロイドを使って 副作用が出ているので
ステロイドを1日5mgの1/2 (おそらく 0.5mg/kg 以下)を、処方

(ウ)病院の先生の言ったとうり 1週間で死亡

今までの動物病院では、診断できなかったのに、この先生の言うとうりに死亡したし
なんと、素晴らしい やはり評判どおりの先生でした。 チャンチャン ????????

おかしいでしょ!!!!!

冷静に、考えましょう
  「脊髄軟化症」?????????

「進行性脊髄軟化症」
 I型椎間板ヘルニアや脊髄骨折などの、強い衝撃による 重度の脊髄損傷に伴って起きる
脊髄実質の広範囲にわたる進行性壊死。(重度な脊髄梗塞が原因となる場合もある)

具体的には、交通事故や椎間板ヘルニアなどでも かなり重度の損傷が起きた時に
だんだんと、障害した場所から頭側、尾側へ麻痺が進行して死亡する病態です。(3〜4日長くても1週間)
延髄の呼吸中枢が麻痺して、呼吸ができなくなり(浅い呼吸を繰り返し、 瞬膜も突出してきます ) 死亡します。

実際のところ、この親犬はどうなって死亡したのかと聞いたところ、
眠るように意識がなくなったそうです。
?????????????????????

この親犬の、脊髄に何か強い衝撃(外傷)が、あったでしょう?(治療期間中にいきなり脊髄梗塞?)

初めの状態から考えても、2か月経過中も あったとは 考えられません。

だいたいにおいて、椎間板ヘルニアという初めの診断が正しいのでしょうか?

前肢が、不全麻痺で後肢は正常 こんなことが椎間板ヘルニアであるのでしょうか?

肢の麻痺があれば、全部 診断は椎間板ヘルニア なんですか?????

  挙句、 他院のステロイド処方のせいによる「脊髄軟化症」??????? 
   いい加減な、何ら根拠もない 診断をつけ他院のせいにして殺してしまう

   本当に恐ろしい ところですね この青森という地域は
      NHKのドクターGを見た方が、いいと思いますね。

脳神経疾患は(もちろん他の病気もそうですが)
やみくもに検査しても、時間とお金がかかりますから、
しっかり稟告を聞いて
病気の症状の違いを、経過も含め 的確に判断し 病変部位を推定し
検査を進め、診断していくものです。

今回の症例は、慣れていれば すぐ わかるでしょう  
もちろん、画像診断も脊髄液のデーターもないので 推論ですが
 脳脊髄炎でしょう 初めは頸部は痛みがないみたいですから
脳炎だけだったのでしょうね
「肉芽腫性髄膜脳脊髄炎」は、免疫性の疾患だと言われていますから
ステロイドが、効いていたのでしょうが 副作用を懸念して 量を下げるので
症状が再燃し、慢性化していって(進行していって) 症状が激しくなっているにもかかわらず 
(ウ)病院では、免疫抑制量とは程遠い ステロイド量なので全く効果もなく、死亡した(脳幹へ病変が波及)というのが 結論でしょう。 (他にも、病気はありますが{脳腫瘍? ただ頸部の痛みが死ぬ前になって初めて出現、しかも触れないだけ激しく、発熱となれば [=炎症?] 違うように思えますが} ステロイドが多い時は効いていたという経過を考え、進行性で、転帰が急性ですし ダックスですし)

パグの壊死性脳炎とは、違い ステロイドに別の免疫抑制剤を組み合わせれば 以外とコントロール
できてますけどね。 かわいそうに

だいたい、椎間板ヘルニアにステロイドという考えがもうアカンでしょう
確かに、ステロイドは効いたように見えますが、別の副作用のない薬で充分ですから
真面な獣医師はもう、使ってないでしょう。

A剤は、副作用があります 効果的です。
B剤は、副作用がほとんどありません 効果的です。

どっちの薬にしますか、昔っから使って慣れているので
A剤を選びますが、こういった
獣医なんでしょうね。

他の病院の、悪口言って(何様のつもりもありませんが 私のは、批評のつもりです 
さすがに診療中に飼い主へ言ったりはしませんが )
自分の言った通りに、なったから 飼い主の信用を勝ち取った てか?

デタラメな経験を、いくら積んでも まともな診療は、できないということでしょうね。

開業してしまうと、誰も 批判してくれないし  年取ると、怒られることが少なくなりますし
(さらに、怒られることに耐えられなくなってきますね )

まして院長先生ですし。

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"すいとん"(母犬)に怒られさらに、おもちゃを取られて悲しんでいる "との" です

症例検討をして、本当はどうだったのかと他人の批評を受け入れられないと
あさって方向へ、行ってしまっていても 全く 気にならなくなってしまうのでしょうね
( 絶対に自分が正しいと、思ったら 貫き通して それを証明するしかないですが
それは、こういった 世界では難しいと思いますがね )

うまく 治療できた、できなかったからと言って 診断が正しいとも間違っていたとも限らないものですから
真摯に、症例の検討を重ね 他の獣医師の考えも参考にしながら、経験を積んでゆくものですが

こいつら、孤独なのかね?

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仲良くおやつをねだっています。

治療がうまくいってない時、診断を見直すということはしないですかね?
(あれじゃないか、この病気じゃないか、薬の量はこれでいいのか、別の薬のほうが良くないか、根本から見直したほうが良くないか なんて普通いろいろ考えるものですが)
普通の感覚というものが麻痺しているんでしょうね

まあ 根本はいい加減に診察してるってことでしょう 治そうとしているとは全く思えません[爆弾]

前肢の不全麻痺の1例ですが
14才のプードルで、ここ1週間で前肢の不全麻痺があり 左前肢が特に麻痺、意識は明朗、歩くと傾いて真っ直ぐ進めないということで来院
椎間板で使用している、神経系の薬を処方するも、効果が全くないので 
CT検査と脳脊髄液検査をしたところ

脳炎(肉芽腫性髄膜脳脊髄炎)ということが、判明しまして[がく~(落胆した顔)]

幸いにも、ステロイドと免疫抑制剤の併用で経過良好です。(ギリギリ治療が間に合ったというところでしょうか)[ひらめき]

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脳が歪んでますね。

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 ぼくの頭はスカスカで、さらに右に傾いています でも元気です "との"


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脳室が大きいだけで、症状はありませんので 水頭症と言わないでね "すいとん"

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おもちゃ独り占めの"すいとん"

20年前、脳炎での痛い思い


すいとん  [犬 椎間板ヘルニア]

すいとんが{病院で飼っている チワワ}が  (青字はすいとんの言葉)
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朝 突然 震えていて 食欲がなく いつものように、
(いつもと違う)後ろ足を カクカクさせながら       フラフラと歩き あまり動こうとしませんでした。
また、いつもの 腹痛かと 思い (ヤブ医者ですな)
ビタミン剤とセレニアを注射して様子をみていたのですが
全然かわらず、こりゃまずいと 真面目に(最初っからやれば、ぃぃのに)                                           身体一般検査をしますと、背部痛と後ろ脚のナックリングがあり これは、脊髄か(やっとわかったか) グレード3
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すぐ、ケージレストと、痛みどめを始めました。
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椎間板ヘルニアの痛みは、きちんと診察しないと腹部痛と勘違いしてしまいがちです(いいわけですな)
薬が効いてきたのか、3 日目には だいぶ楽になり (だせ、だせ) 騒いでいますが ケージからは1週間もしくは 2週間はだしません

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すいとんのオシッコを舐めようとする う〜どんです

まだ、2歳のくせに 椎間板ヘルニアです 臨床症状もそれほど、重症ではないので、大きな脊髄損傷でもないでしょうから ct検査も 必要ないでしょうが(この程度で、麻酔されてたまるか)
基本的には、内科療法でゆくか外科療法でゆくかの決定には ct検査が有用です。
例をあげますと

7歳のコーギー 3日前 背部痛で来院し グレード2と診断し 内科療法を始めたのですが
グレード4 aに進行  ct 検査で L3-L4間に 50%以上の圧迫病変があり
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手術にて摘出  3日目で立ち上がり 退院 1週間目には、多少 右側に              ナックリングがありますが 歩いています  
2週間目には 普通に歩行しています。

12歳のダックス 今朝 雪で脚を滑らせてから ころぶ その後 動けないとのことで来院 グレード4b 排尿困難をともなう 両後肢麻痺  ct検査ではL2-L3間に広範囲で、造影欠損 
椎間板による圧迫はない  内科療法の適用  
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尿道カテーテルを入れて 1週間の入院による 
ケージレスト その後1週間目に自力排尿 可能になり
損傷後 3週間で ささえれば 立ち上がり その姿勢を維持できるまでになりました。
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つまり 外科と内科どちらで治療すべきかは、ct検査で 椎間板がどれだけ脊髄を圧迫しているのかで 
判断すべきで 単に症状が重いから{グレード}ではないのです。

脊髄損傷は、損傷速度によって 重症度に違いが生じ  椎間板がほとんど出ていなくても症状が重い
場合もあります 手術しても、圧迫病変がない場合は{とるものがありません} 効果がありませんので 
外科療法の選択とはなりません。

逆に、進行がゆっくりでも 椎間板物質がでて圧迫が40%以上{2014.3 JAHA神経病セミナーより}
ならば、基本的には 手術適用です。

つまり、椎間板ヘルニアの治療では、 
外科療法のほうが優れているとか 内科療法で充分だとかという 考えがすでに 間違いであり
その病態を正確に把握することなしには、適切な治療法の選択もなにもなく

あたり、はずれの偶然の治療では 治療成績はあがらないことでしょう。

エラスポールだとかなんだとか エビデンスもないのに グレードのみで 病態の比較さえ      されておらず  ただの感触だけで、騒いでいるのはどうかと思いますが
まともな、内科治療も普及していない現状ですから、、、、、、、、、、、 

治ってよかったね すいとん (あたりまえだ)
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すいとんとう〜どんのこども かなととのです

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う〜どんです





胆嚢粘液嚢腫

最近、単純に胆嚢の疾患が増えているのか 的外れの治療を続けさせられた
せいなのか とにかく、多くなりました。

それにしても、これだけ 超音波の画像が良くなっていているのに まともな治療がなされていない。
少しふざけていませんか ? (他を紹介することもしていない 
大学もあるのにね)

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神経症状がでて、立てません 

6月の末からですから、2ヶ月間です
「アンモニアが、体中に回って もう助からないから 
自宅で看取ってください」って、 なんなんでしょう・。・?

(破裂した胆嚢粘液嚢腫は ) 手術適応症例に、それ以外の選択肢がない のに 2ヶ月も 無駄に
状態を、悪化させ 衰弱させていっているだけの治療?

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胃と十二指腸 膵臓が 胆嚢に癒着しています

この病院の ホームページには プロフェッショナルな とかなんとか書かれてますが......... ?

だます テクニックが プロフェッショナルで 仔犬の時から飼い主をてなずけるには
満足の行く施設 という ことですかね?

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癒着を慎重にはがして、総胆管を傷つけないように分離してゆきます 2時間かかりました

破裂した胆嚢を摘出し、総胆管を洗浄しましたが 合併症だらけ

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胆嚢を分離し、切除します 肝臓面で(胆嚢の後ろ側)破裂し肝臓と強固に癒着しています
面倒なので、肝臓ごと切除します

アンモニアはすぐ下がりましたが、術後9日かかって やっと 総ビリルビンは 3.4mg/dlから1.4mg/dlへ (前の病院では、6.7mg/dlの時もあったようで 閉塞がひどくなったのでしょう) (肝臓の病理検査からわかったことですが、胆嚢粘液嚢腫による 慢性的な胆汁うっ滞により、胆汁栓が形成されており、閉塞の解除によりある程度は回復するでしょう だそうで なかなか 長期化しそうです) 、術前から起きていた 発作は悪化しますし (CTでは、重度の水頭症が確認されました)  胆汁からは 抗生物質耐性大腸菌が分離され なかなか抗生物質が効かないようで 白血球数は術後どんどん 上がり やっと下がってきました。
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胆汁液は、ドロドロです このなかに 大腸菌がうようよいたということです。(肝臓のほうにも入り込んでいるということでして 最悪です)

肝性脳症でも何でもなく、胆嚢粘液嚢腫による閉塞からの 胆汁うっ滞で 胆汁中に大腸菌が増殖し
胆管内で、アンモニアと毒素を産生して、脳障害を起こさせていた(脳浮腫、あるいは脳圧の上昇 :炎症性サイトカインの関与: )
ということでしょう 
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もともとある水頭症が、悪化したのでしょう

なるべく早期に手術すれば こんなにも 合併症だらけにはならず 
苦しませることもなかったでしょう。 

てきとうに、治療して 充分 稼がせてもらったら                        
いろいろ手を尽くしましたが治りませんからと 引導わたして 
自宅で看取ってくださいで 優しい良い先生で終わらせようって魂胆ですか

さすがに、今回はそれでは終わらないと思いますよ プロフェッショナルな先生[爆弾]

しかし、この病院に集う人たちの洗脳は いつ解けるのでしょうか?[モバQ]

むかし なんかの本で 経営コンサルタントが 設備が高度化し 動物病院間の治療に差はなくなる
というようなことを、書いていたように記憶していますが (エッラそーに )
現状は全く、その反対になったのではないでしょうか[雨]

設備を、使いこなせる動物病院と、たんなる おかざりにすぎない動物病院(設備を使いこなす意思もない動物病院)との 治療成績では
ますます差が開く一方に感じますが

胆嚢疾患 健康診断を受けて(きちんと 判断できる動物病院で)

 大事にいたらないよう しっかり 治療しましょう[病院]

加藤 元 先生が、[世界獣医ヘルスケア賞]をこのたび 受賞されるとのことで 喜ばしい限りです
(世界中の獣医師から、毎年 1名のみ 13人目 )
81歳で まだといったら 失礼になるのでしょうが 現役であられ
獣医医療にたいして 熱く 夢を語っておられました

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すごいですよね  


術後 15日目 退院


失神

11才のラブラドールが 月曜日の夜に、突然倒れ、
知り合いが勤めている動物病院なので救急で診てもらったそうですが 
あまり すっきりした説明がなく、納得できないということで次の日 転院してきました。
(丁度 その頃 当院では椎間板ヘルニア グレード5 の手術中で 電話はあったのですが診察できませんでした)

倒れた時は意識が数分間なく、その後 元気がなく、フラフラしているとのことで
前の獣医では
可視粘膜が蒼白
聴診で、心雑音があり 
胸部、腹部レントゲンでは腹部の出血等は無い、心臓は歳なりの状態であり、それほど顕著な変化はないので、おそらく貧血で倒れたのでしょう とのことで 栄養剤と強心剤の注射をしたそうで
腹部に出血があれば、倒れることもあり 今は心臓はそれほどでもないが、結局は心臓で死ぬことになるだろうとのことでした。


まずは、身体検査から初めまして、栄養状態良好
可視粘膜は、今は正常 心雑音はありません ただ心音が聞こえにくく、リズムがバラバラで早い
つまり、不整脈がはっきりと聞き取れます。

血液検査を始めながら、モニター心電図をつけたところ心室性頻脈の状態です。

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心室性不整脈が連発しており、かなりまずい状態です

血液は、白血球が少し高い程度、CKとASTが少し高いくらいで貧血はありません。(貧血で倒れてるって、どうゆう意味ですかね? 人が朝礼とかで倒れるのと一緒と思っているんですかね 訳が分からん)
胸部レントゲンで、心臓は歳なりの変化ではなく(歳なりの変化っていうのが、どういうものなのか私には分かりませんが............)
あきらかに球状になっています。

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歳なりの変化????? あきらかに、まん丸ですよね
(チワワのレントゲンじゃないですからね 30kgのラブラドールですからね)

まあ ここまでくれば だいたい、普通の獣医師ならどういった状況か 推察できます。
超音波で確かめますとやっぱり心膜液貯留ですね

良く調べますと、右心房のあたりに腫瘍らしきマスがあり 心膜穿刺をして吸引しますと、案の定 血様です。

残念ながらおそらく、心臓の血管肉腫でしょう

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上の黒いところに液体が貯まっているのが分かります 心臓の収縮がうまくできなくなっています

救急は、短時間で適切な処置をしなければ、ならず その獣医師の経験にうらずけられた診断能力と治療技術が試される場ですが、ここまで幼稚だとね〜

いろいろ言っとけば、当たらずとも遠からずで、それで問題ないと思ってるんですかね

ぜんぜん、救急処置になっていないんですけど

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150mlの血様の貯留液が吸引されました みるみる心臓の動きが良くなるのが超音波で確認できました

まるっきり でたらめのあんぽんたんですね

仔犬のしつけ教室で、犬ってどうゆう生き物か 自分も一緒に習ったらいいんでないかい

トップがこれじゃ、恐ろしくも勤務医を含めてスタッフの経験も知識もでたらめになっちゃうんでしようね

しかし、心臓を圧迫され、不整脈をだしながら良く生きていたものですね

犬は強いね〜

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しつけ中です。 まったく覚えません 1kg超えました。



お気に入りのおもちゃのようです 振り回していじめてますが

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猫のてんかん?

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左へいつも傾斜しています

8月のお盆に 拾ったメスの仔猫で 左頭部が膨れ (そのころから、左へ頭部を傾けていたとのこと)
近くの動物病院を受診し、ゲンタマイシン軟膏と消毒をしてもらい

その後 猫ワクチンを接種

10月にはいると、以前の場所が膿み 同じ動物病院を受診し 内服薬がでるが
一週間後には 眼球が震盪し まともに歩けなくなったのでふたたび受診すると
1泊 入院して 酸素室 点滴 浸透圧利尿をしてもらい退院してくるも

11月にまた同じところが、膿んで受診 細菌を顕微鏡で院内で検査し(培養検査はなし)
抗生物質を処方され
11月中旬には 再び 左へ旋回し、体を硬直させるようになり 入院し以前と同様の治療を繰り返す

てんかんと診断され
抗痙攣剤のゾニサミド、 ジアゼパムを処方される

12月中旬には 落ち着き無く走り回り 再び 同じところが膿んで 注射器で排膿し 
抗生物質を処方される
一週間後に 左耳をかくので 耳掃除を受け 左の下顎リンパ節が腫れていたので抗生物質を一週間処方される

1月にはいると 大声でなき 体の硬直と左旋回がひどくなってきて 1週間おきに入退院を繰り返すようになり その間 浸透圧利尿 抗痙攣薬 抗生物質投与を受けるが 改善がないのでとのことで転院してきた症例です


左へ旋回といいますか すでに傾いており、ひっくり返そうとするとさらに悪化します

痙攣発作と飼い主がいうので、どんなものかとよくよく聞きますと、意識はあるが体をこわばらせてしまい動けなくなるとのことで、ちょっと痙攣発作とは違うのかなという印象ですが、

なにせ 猫のてんかんと診断されて 抗痙攣薬をのんでますし(おそろしや、ジアゼパムが経口投与で繰り返されていました)
:猫では経口投与を繰り返すと、壊死性肝炎がおこることが知られており 獣医師は誰も長期では使いたがりません:

なかなかに、長期にわたって精力的に治療を受けていますから 説明に難渋しますわ

まずは、猫がてんかんの場合は ほとんどが原因のある症候性てんかんであり、
特発性てんかんはめずらしく 他の疾患が否定され、典型的な症状があるときは 
特発性てんかんの 可能性があるでしょう

特発性てんかんでは 発作と発作の間は神経学的異常が見られません

今回は、すでに左へ傾斜し まっすぐ歩けないし ひっくり返そうとすると特に平行感覚に異常が認められており (前の獣医によれば ひっくり返すとこうなるのは、この猫の性格だそうで????) 中枢性あるいは末梢性前庭系疾患の可能性があるのでは

痙攣発作と飼い主と前の獣医がそう思っているのは、体が強直するだけで意識も正常であることから 発作(エピソード)のひとつかもしれないが、別の原因(痛み、めまい 等)の可能性もあるのでは

ついでに
左の頭部が慢性感染を起こし、左耳に外耳炎があったこと、下顎リンパ節の腫脹
つまり感染が収束していない可能性があること

などなどから 特発性てんかんじゃなくて おそらく 細菌性の中耳炎から内耳炎への波及 もしくは耳性頭蓋内感染(可能性は 低いですが)ではないでしょうか

もちろん いろいろ ウィルス感染ですとか、代謝性疾患ですとか、先天性の可能性もあるので詳しく調べなければなりませんが、 特発性てんかんではないと思いますと説明しまして

いろいろと検査したところ、 中耳炎から内耳炎への波及、 痙攣発作ではなく、内耳炎による痛みあるいはめまい 等による硬直のようです(部分発作の可能性も......????  頭蓋内 感染?)

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左の中耳炎のようですね

まあなんとか 治療方針がたちまして 治療開始ですが 経過が長いですから 
手術も必要かも知れませんね

しかし、今回の場合 FIPが関与していないかどうかは難しいとして、
CTが確定診断には、有用かもしれませんが 別に ある程度 年齢と身体検査から
普通の獣医師なら診断の方向性は、簡単につくでしょうね

ジアゼパムを猫に、長期間 使うは、
痙攣発作の治療と
称して何度も入院させているわりには(意識のある 痙攣重責状態??? ) まったく正しい診断に近づかないし

自分が診断できない神経症状だと、特発性疾患って(特発性てんかん) えらい広い範疇で、診断が簡単だのう (治療がうまくいかなければ、普通の獣医師なら診断、治療を再考しますがね)


以前の感染、外傷、中毒が人の特発性てんかんの三大原因ではといわれており、そうなるとうまく治療できないと、特発性てんかんで診断が正しいことになってしまうんでしょうね

動物の声、飼い主の話を良く聞いて 検査機器を駆使して 奮闘ね  何に???


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つかれちゃうね ねます  名前はすいとんです 水頭症もちなので



仔犬の肺炎

去年の12月に 2ヶ月齢のチワワを病院で飼いはじめました。
東京(浅草)から、車にゆられてきました。

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早速 検便等の健康診断をしますと まあ〜水頭症は、チワワですから、仕方ないとして ジアルジア 糞線虫(肺虫?) が ものすごい量の(今までみた最高クラスかも)感染をしていました。
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 糞線虫 間質性肺炎をおこしましたから肺虫かも?  小さいつぶつぶはジアルジアです

すぐ、駆虫を始めまして 呼吸も少し早かったのでレントゲンを撮って(この時は正常) 抗生物質の投与もしたのですが、案の定 5日目で呼吸困難になり 間質性肺炎で酸素室へとなってしまいました。

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後葉が、完全にいっちゃってます

まったくもう、とんでもない事態ですわ  
ペットショップ 提携の獣医師が健康診断していますって?

なにみてやがんでい ですわ

どんな健康診断だか、確かに検便した時に寄生虫が出ていないこともありますし 移動のストレスで発症する病気もあるでしょうが、今回の寄生虫の場合は、どっちも直接 便を採取しなければ 冷たい便では動きがなくなって、顕微鏡でみてもみつけにくくなってしまいます。
(ジアルジアは、スナップテストもあり最近は比較的見逃さなくなっていますが)

健康診断してますって、うたっているところが多いですが なにをどこまで なぜしているかも含めて 明示しているところは、みませんね

それって 誇大 広告になりませんかね( やるんだったら 細かくやれや)

まあ〜 自分で治すんで いいですけど
寄生虫性の肺炎はなかなか頑固な肺炎でして、 難儀しました 正月も酸素室からでられず
一時は死ぬかとも思いました。 結局3週間、かかりました

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保険に入っていませんでしたが(獣医が飼う 犬なので まずいかと思って)
保険に加入していたら、請求できたんでしょうか? 

う〜ん 失敗したかな

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スヤスヤ寝てます

可愛いでしょう




動脈管開存症(PDA)

動脈管開存症で(大動脈と肺動脈の間にある胎生期の血管が閉じない先天性心臓疾患) 4ヶ月齢 1.45㎏ のトイプードルの手術を先日しました。手術前は、左心不全を起こしていて、肺水腫もあり息が苦しそうでしたが、手術後まもなく楽になったようです。
先天性の疾患を治療する機会は、なかなかありません。  動脈管開存症の手術自体には、(カテーテル塞栓法でなければ)特別な道具は必要なく、血管の剥離を丁寧にできる獣医師ならば、比較的簡単にできる手術でして、うまくいけば治癒してしまう疾患です。
残念ながら、たいがい診断がついたと同時にペットショップへ返されてしまうというのが実情でして、そのため無料で行っている先生もいるようで、ほとんどボランティア状態です。
助けられる 先天性疾患の場合は 治療するべきなんでしょうが、誰が、治療費をはらうのか、治療後、誰が飼うのかということが問題になることも事実です。
価値観や立場の違いもあるでしょうし、 犬猫の治療に、まして欠陥商品(仔犬、仔猫は ペットショップ、ブリーダーにとっては生活の糧 以外の何物でもないでしょうから)にたいしては、と考える人もいるでしょう、なかなか 治療まで持っていけないというのが、もどかしというか、悲しいですね。世の中にとって無駄と考え、すべてを生きていくために最低限必要なこと、だけとなったらつまらん世界になってしまうでしょうね。
保険もカバーしていないし、いろいろと知識、技術を習得しても、あまり活用されない疾患のひとつですね、 今回はたまたま 自宅で 近親交配で生まれた犬でして、ですから手術まで できたということです。
心不全が 劇的に改善されています
妊娠中から 先天性疾患の可能性が示唆されていた犬です
生まれてきた命でしょうから やれて良かったんでしょうね
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手術前、左心不全から肺水腫がおきています

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手術後、1日たって左心耳はまだ大きいですが みごとに改善されています

先天性疾患 あなたならどうしますか?

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手術後、抜管時 痛々しい手術痕ですね

珍しい手術なので、後輩の獣医師を呼んで手伝わせたのですが何を聞き違えたのかPDAではなくTTA(十字靭帯断裂時の修復手術)の勉強をしてきまして、まったく手順を覚えておらず戦力外通告です。まったくもう
[ちっ(怒った顔)]

視聴率

大河ドラマの視聴率が最低を更新していると、連日 ネットでたたかれていますね

松山ケンイチさんが、主役の平清盛 だからというわけではないのですが、(青森県 出身) ほぼ毎週 録画して、見ています。




評論家に批判されるほどのことではないように、感じていますし なかなか人間模様が複雑でストーリーも多岐にわたり、同時進行するという 単純ではないストーリー展開で、私には面白いのです、絵図らもリアルで良いと思っています。

批判の対象が、なんたって県知事までが 批判しているという前代未聞で、人 それぞれのとらえ方で、
ストーリーが単純明快で、絵図らがきれいでと うそぶいた、(もともと、史実とは違うので、本当の話ではないのでしょうが) 幼稚なほうが良いということなのでしょうか?

作り手の意図、するところを考えながら見るのも楽しいものですけど  以前ERという番組も ストーリーが幾重にも、進行し 私の父などは、わからんとか言って、嫌っていましたね

しかし、現実 社会もそんなに単純ではなく いろいろ と複雑に同時進行形のように思いますが

それと、視聴率が悪いとなっていますが、裏番組がオリンピック関係やサッカーでは、その時間に視聴率をかせぐのは難しいのは当然で、先行放送や再放送、オンデマンドもあり、携帯電話での視聴、ましてや録画したりと、視聴の仕方がたくさんあるわけで、それらを合計した数字だと、実際に見ている人数(家族で見ている場合など)は、視聴率では、本当は分からないような、気がしますが その辺は数値としては、勘案されているのでしょうか?

単に、古典的な従来の方式による視聴率だけの数値を見て なにかしら批判をしすることが、正しいとして批判材料だけをピックアップして、批評家は時勢いのって、人気がないと決めつけているのではないかと思っていますが、どうなんでしょう。

私達の仕事で言えば、来院数と、診察件数が違うように(多頭飼育では、一来院で3件なんていうのは珍しくありませんし、疾患で来院している場合、処方食のみ、避妊、去勢手術、毛包炎の摘出;いわゆるにきびのようなもの 予防のみ、定期健診:簡単な トリミング 薬をきらしたのでと)
全部、ひっくるめたら、一日平均50件以上なんてざらですが、むずかしい疾患で 検査が確実に必要とする疾患となると、1/3程度以下というのが実情で、はたからみたら、いそがしいそうでも 結構ヒマと感じる 日も少なくありません、逆に一件でも、かなり しんどい診療になることもあり 一概に来院数 = その病院の忙しさとはならない、のと同じでは ないかと思っています。

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眠いので、目覚まし用のガムをたべて.......でも眠い

診察の内容の濃さということにも、関わってきますし、知識、技術がなければ(あっても、残念ながら、それに利用できる器具等が、なければ.....  もっとも大切なことは知識と技量ですが) できませんから おのずと 忙しさにも、差がでてきます。

来院数だけで、その病院の忙しさや 診察技術を判断することはできないのではないかと思います。

某病院ですが、そこは整形外科専門で 一日5件 手術のみ というところがあります。
獣医師3人 AHT2人 病院も受け付け 診察室 処置室 レントゲン室 手術室 入院室と 手術室と処置室以外は、こじんまりとしていますが、 当然ながら かなり 忙しです。

視聴率しかり 単純にものごとを判断して 実態もしらずに のたまうのはどうかと思いますが

なんにしろ、 平清盛 (松山ケンイチ) 私は、ファンです。 (誕生日も、同じ)

子宮嚢腫(子宮蓄膿症) [子宮蓄膿症]

最近、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍(良性)  会陰部ヘルニア 肛門周囲腺腫(良性)
睾丸腫瘍( さまざま)  前立腺疾患(良性) が増えているように思います。

避妊手術や去勢手術を犬ではしていない方が増えているということに一因があるのではないかと考えています。
(当院が特殊なのかどうかわかりませんが)

早期避妊、去勢手術を私は、推奨いたしませんが 5才以上で 交配をする意志がないのであれば、やはり去勢 避妊はしておくべきではないかと思います。

前述した疾患は、去勢 避妊手術をしておけば ほぼ発生することはないと考えられていますし、(ごくまれには、発生しますが 本当に珍しいケースで 脳下垂体や副腎などに疾患がある場合で) 悪性疾患は予防できませんが 逆に言えば 悪性もしくは他のホルモン異常を起こす疾患がバックにあるかもしれないと、診断を絞り込みやすくなり 対応が早くできるというメリットがあります。 
5才以上であれば、 避妊、去勢手術によって、(大型犬の話ですが)血管肉腫になる発生頻度も高くならないようですし、早期避妊、去勢手術ではないので、体がしっかり成長しており 麻酔に対しても安全性が高いように感じています。

今回の症例は、3才と 少し早い年齢での発症でしたが、避妊 去勢手術をしていない犬の場合は、それなりのリスクはあると考えておいたほうが良いのではと思います。

ですから、定期検査時に 卵巣 (乳腺) 睾丸 (前立腺) も調べておいたほうが良いのではと考えます。

超音波検査をすれば、いいだけのことですから 別に侵襲度もありませんし ただ絶食で連れてきていただきたいということだけは、お願いしたいですね。
水はいいですが、食べ物はちょっと ガスが多くなってかなり画像を出すのに苦労しますし最悪 見えないこともありますから

さて今回の症例は、一週間前に下痢ということで、他院を受診し その後多飲が始まり 膣から悪露がでてきたとのことで、同じ病院で再診したのですが、
 おむつをしてください、抗生物質を処方しますから(オーグメンチンという抗生物質がカットされて処方されていました。

この抗生物質は、アモキシシリンとクラブラン酸の合剤でして、クラブラン酸のβラクタマーゼ阻害作用でβラクタマーゼ耐性の細菌に効果があるという、優れものの抗生物質ですが、クラブラン酸が湿度に弱い為、そのことに注意してアルミパックの錠剤のまま処方するものです、このようにカットしてしまいますと、ただのアモキシシリンとしての効果しかなくなってしまうと思うのですが、不思議なことをするものですね)

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バラバラで、乾燥剤もはいっておらず、湿気で単なるアモキシシリンになっていると思われる意味不明な処方です
 
一週間後に再診しましょうと、言われたのですが 悪露がひどいので、その日のうちに当院を受診し 超音波 レントゲンで子宮蓄膿症がみつかり、 飼い主の方は、交配を特に希望はしていないということなので、内科治療ではなく、手術をしたという症例です。

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手術後です

当日、私はAO(整形外科)のアドバンスコースに参加しており、勤務獣医師が診療してくれた症例です。

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行きも、帰りもはやぶさタイプでした。 

子宮蓄膿症は、国家試験でも定番中の定番の問題で、ほぼ何十年と出題されている疾患で、 まあ~ 普通の獣医師ならだれでも典型的な臨床症状があれば、診断可能な疾患です(ただし 病態は複雑な疾患であり 決して避妊手術の延長ではありませんから なめてかかってはいけません 取り返しのつかない 死に至る疾患です 後遺症で腎臓が悪くなったりとさまざま障害が残ることもあり 安易に考えてはならない疾患です)

子宮蓄膿症をなめてるんですかね? こういった動物病院では 勤務獣医師へ、どう指導するんでしょう AHTを含めてスタッフも疑問を感じないのでしょうか? 
別世界の獣医医療が、存在するのでしょうか?

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摘出した卵巣と子宮です。 一週間後だと、どうなっているのでしようかね?



なんでわざわざ私たちは、高いお金を払ってまで (3日間で25万円 宿泊費 交通費は別)講習を受けに行くのでしょうか たくさんの先生が参加されていました。

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歩道橋が、円形で信号機が四方についていました。面白い形です

20年以上臨床経験のある院長先生たちも若い先生も 参加しており 熱心にそして 謙虚に また一生懸命 実習もされていました みな うまいですね 感服いたしました、
 ずっと こういう モチベーションでいきたいもので 気合を入れてもらったような気がします。

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骨切の実習時のものです。

ただ 老眼のことで 盛り上がりまして 歳をとると爺くさいことが共通の話題となり、それで盛り上がるのも 
どうか とも 思ってしまいましたが。
[眼鏡]
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